Le Café Suedois dans le Marais à Paris en hiver







01/02/2009
 
 年が明けたと思っていたらあっという間に2月になってしまいました。
 
 さて、バレエの話題(^^)ですが、日本でも間もなくモーリス・ベジャールの「80分間世界一周」のDVDが発売されますね。パリでは昨年11月に発売だったので、日本のみなさんよりひと足お先に観直しちゃいましたが、薄着で夢中になりすぎてカゼをひきそうになったのを思い出しました。収録されている公演は、わたしが観に行った日と同じキャスティングだったので、もしかして!とドキドキしたんですが、1日違いでした。残念(-.-)。最後のカーテンコールの場面、舞台袖の方でベジャールもメンバーと並んでいる気がしたんですが、それも違いました(-.-)。でもきっと天から団員たちのダンスを見守っていると思うんです。
 
      
 
 そして、昨日が初日だというのにやっとおととい発表された 「セルジュ(セルゲイ)・リファール/ローラン・プティ/モーリス・ベジャール Serge Lifer / Roland Petit / Maurice Béjart」 のキャスティング。目あてのダンサーが踊る日をメモって、仕事の合い間に急いでチケットを買いに。どうにか入手できて一安心(^^)。バスチーユ(新オペラ座)の売り場で“完売”といわれながらもしつこく聞いたおかげで“ガルニエ(オペラ座)に行けばまだチャンスがあるかもしれないわよ”と教えられ、いざ駆けつけたところ、満足のいく席ではないにしろ希望の公演日のチケットがとれました!ジョゼ・マルティネスの「ボレロ/Boléro」(ベジャール)にアニエス・ルテステュの「白の組曲/Suite en blanc」(リファール)!
 
 この組み合わせは1日しかないので、もううれしくて!今年引退してしまうマニュエル・ルグリとエレオノーラ・アッバニャートの「アルルの女/L'Arlésienne」も楽しみ。
 
      
 
 実は、「ボレロ」に関しては、ニコラ・ル・リーシュのバージョンが観たいと思っていたんですが、なんと昨年の大晦日に、その大晦日の特別公演“Nouvel an de l'Opéra Bastille(オペラ・バスチーユの年越し)”がテレビで生放送されて、ずっと気になっていたル・リーシュのそれを見ることができたんです。本家本元のジョルジュ・ドンのダンスと比べると、あの鬼気迫る野性的な激しさはないけれど、端正かつ正確な動きで静的な美を体現しているように思いました。もっとも、あのドンと比べるからであって、迫力も相当なものだし、踊りも超一級です。それでよけいにル・リーシュの「ボレロ」が観たくなったわけなんですが、キャスティング表でジョゼ・マルティネスも踊ることを知り、驚きと期待から、“これは観ておかないと!”と思い、そちらに鞍替えしてしまったわけです(^^)。今回は、ステファニー・ロンベールも「ボレロ」をやるんですが、また新たなヴァリエーションが生まれるんですね!